350日の節約生活

 
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9・11によせて

あの日の衝撃を私は今でも明確に記憶している。

長男が生まれてやっと一ヶ月ほどたった頃だった。夕食の支度をしているときに流れてきたニュース。
崩れ落ちるWTCの映像に釘付けになりながら私はまるで世界が崩壊してゆくような錯覚におちいった。
人類は一体何度同じ過ちを繰り返せば気が済むのだろう。

それからは昼夜の逆転してしまった息子を抱っこして毎日夜が明けるまでNHKニュースを見続けた。どうか世界が冷静さを失わないように、とテレビの前で祈りながら・・しかしアメリカは、世界は、やはり冷静さを失い無残な報復攻撃が繰り返された。
人種の坩堝といわれるアメリカで、あれほどの多種多様な思想がメルトダウンされた国でテロ事件直後に人々は一斉に同じ方向を向いたのだ。
その事実に私は恐怖した。
テロと戦争の違いはなんなのだろう。私のような見識のない人間にはそこに何の差異も見つけられない。それらは殺人という一点においてまったく同一の行為なのではないだろうか。
悲しいことに我々の正義というのは絶対的な基準ではなくいつでも時代や状況に応じて相対的に決定される観念にすぎない。
テロ攻撃を受けた際の報復攻撃は正義であり、「戦争」という状況における殺人は正義なのだ。
自分の振りかざす正義がいかに儚いか、目の間につきつけられた現実は雄弁にそれを物語っていた。

あれから3年。小さかった息子は3才になり、私はもうひとりの小さな息子を抱いている。
そして想う。もう二度とわが子を抱くことのできない、アメリカでテロの犠牲になった人々のことを。アフガニスタンで戦火に逃げまとい失われていった小さな命のことを。
そして願う。世界の母親たちが憎しみではな許すことを子供たちに伝えていってくれることを。
憎しみの連鎖を断ち切り世界を救うことができるとすればそれはきっとこの小さな子供たちなのだから。

アメリカ同時多発テロとアフガニスタン空爆で失われた多くの命のご冥福を祈ります。

Posted by jizou at 2004年9月11日 22:24 | Comments (0) | TrackBack(0) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


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