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敷金返還

18才で一人暮らしを始めてから今まで何度も引越しをしてきたがそのたびに巻き起こるのが「敷金返還」のドラマ。いつも思うことなのだが、敷金というのは家主側に実に都合のよい制度である。
敷金というのはあくまで借主が預けているだけのお金、賃貸物件を引き払う際に返却されて当然なのだが、どういうわけか賃借人は「一度渡したお金を返してもらう」という精神状態に追い込まれる。
われわれはこのお金にまつわるやりとりがどうにも苦手なようで「敷金は返ってこなくて当然くらいに考えよう」と自分にいいきかせて問題を回避しようとする傾向にある。(ような気がする。)
よって賃貸人は労せず敷金をまんまとせしめることができるわけだ。異議を唱えられれば迷惑そうな顔のひとつでもしておけばいい。
銀行に預けているお金が帰ってこなかったら大変なことなのに、大家に預けているお金が返ってこなくても当然とはこれいかに?

さてこのたびまたもや引越しをした我が家、物件引渡しの日がやってきて敷金についての話し合いがもたれることになった。
前回の引越しで大家ともめたこともあって若干ナーバスな私。一方子供たちは我関せずとばかりに空っぽの部屋の中で大はしゃぎ。走り回ってはすっころげてうるさいことこの上ない。
そこへとうとう管理会社の担当の男性が現れた。ちょっとおじいちゃんな男性で子供たちに向かって「かわいいかわいい」を連発する好々爺だった。
おじいちゃんは挨拶すると早速各部屋を見て手元にあるチェックシートになにやら書き込んでいる。テコテコと部屋の中を歩き回りドアを閉じたりクローゼットを開けたり。
そんな姿を眺めながら私は「現状回復というのは・・・・これは経年変化・・・」などとさまざまな反論を考えていた。こちらの落ち度による傷も数箇所あったのでそれについては費用負担を考えていたが納得のいかない修繕につていは断固拒否する心構えだ。
ところが、室内検査を終えたおじさんが予想外のことを言った。
「実にキレイにつかっていますね。小さな子供がいながらこの状況というのは考えられないくらいです。そちらに修繕を負担するような箇所はありません。」
ビバ!である。
契約時に約束していたハウスクリーニング代だけは払うことになったが壁紙を張り替えるくらいの覚悟ができていた私にとっては安いものだ。
預けていた家賃3ヵ月分の敷金はほぼ返還されることとなった。
おじいちゃんは手書きで今回の検査の内容を紙に書くと、名刺とともに渡してくれた。
そして最後に「追加請求は100%ありません。何か不明なことがあったら連絡してください。」と力強くのたまわった。

今回引き渡したマンションは家主が大きな法人だったので以前のようなトラブルはないだろうとは思っていたが実際は予想以上にスムーズに物件引渡しができた。
敷金がほぼ返還されたこともそうだが、何より「キレイに使っている」といわれたのが素直に嬉しい。

家事をあずかる主婦としても今までの仕事が認められたような敷金返還のドラマだった。

Posted by jizou at 2006年3月27日 07:06 | Comments (4) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


コメント (4)

いや~朝から楽しませてもらいました。

前回のやりとりからemiさんの初登場やミルコまで脱線して
この記事に返ってくると益々感慨深いです(涙

スムーズにいってホント良かったですね♪

敷金、うまく取り戻せてよかったですね。
私は賃貸に住んだことがないのですが、会社で社宅の敷金返還をめぐって闘争?したことがあります。
相手は、何も知らないと思って強気に出てくるんでしょうが、インターネットのおかげでこちらも情報武装して戦うことが出来るようになりました。
結果、常識的な範囲まで取り戻すことが出来ました。

今回のジゾウさんのところのようないい人が増えるといいんですけどね。

nWo検校:

「追加請求は100%ありません」ってハウスクリーニング代請求してるじゃないですか。
それも払う必要なかったと思うんですが……。
http://www.kokusen.go.jp/hanrei/data/200406.html
つまり立ち退き時にクリーニングするなら、その費用を家賃に入れて請求するべきであって、特約で賃借人に負担させる事は消費者契約法違反で無効となる、という判例です。

ジゾウ:

☆スマッシュさん

いろいろ読んでくれてありがとう。
ミルコ!あーポップアップ画像がリンク切れしてるのが悔しいっ。
あのリンクは自信作だったんですけどね、どっかいっちゃったなぁ。。
敷金は沢山預けていたので沢山戻ってきます。
嬉しいよー。

☆えくすさん

会社の社宅でも闘争があるんですか??
借り上げ社宅かな?

>インターネットのおかげでこちらも情報武装して戦うことが出来るようになりました。

そうなんですよね。情報はかなり得られますよね。
ただ問題はその情報がどこまで現実に即しているのかが判断できないことですケド。。
情報・知識はすなわち力ですね。

☆nWo検校さん

あー、私の書き方が悪いですね。^^;
追加請求というのは、後に負担義務が確認されてさらに請求がある、ということです。
ハウスクリーニング特約についての判例は確かにあるのですが、
今回の私のケースについてはこちらも納得の上で、なんです。^^
なので大丈夫でーす。
ご心配ありがとうございました♪

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