350日の節約生活

 
HOME » 8)節約無駄話 » ハードボイルド・エッグ

ハードボイルド・エッグ

プロフィールを見ていただければわかるように、私は大のチャンドラーファン。正確にいうとフィーリップ・マーロウの大ファンだ。
子供の頃の夢は私立探偵になること、やせ我慢をして損な役に甘んじながらも恰好つけて生きていくことだった。
・・・できるわきゃーない。
でも男のコなら一度はそんな生き方をするフィーリップ・マーロウに憧れるものなのだ。(って私は女のコだった・・)

ハードボイルド・エッグは、そんなマーロウに憧れる私立探偵を主人公としたコメディのようなサスペンスのような物語。
最初はハードボイルド小説をパロディにしているような小馬鹿にしているような文章で半分苦笑いしながら読み進めていたのだが、気がつくと、何コレ、本当にハードボイルドじゃん!と夢中になってしまった。
クールな態度がことごとく裏目に出る自称探偵、他称便利屋の最上。彼の仕事の8割は失踪動物の探索で、残り2割は浮気調査だ。
その姿は可笑しくも哀れで、しかしどこか恰好いい。
そしてストーリーの重要な役割を担うのは探偵の美人秘書、ダイナマイトバディの・・・いや、これは秘密にしておこう。

とにかく笑えるストーリーではあるものの、物語の終盤、この一行には涙がぼろぼろぼろーっと流れ落ちてしまった。
『長いお別れーレイモンド・チャンドラー』
泣かないつもりだったのに、胸がぎゅっとなって涙を抑えきれなかった。。

ハードボイルドは強く逞しい男の話ではない。弱くて臆病な男がやせ我慢をしてタフな仕事をこなすのだ。
そういう意味でもこの小説はやっぱりハードボイルド。これはシリーズものになりそうだな、と思ったら出てたよ、サニーサイドエッグ。(早速注文せねば!)

マーロウをご存知の方は苦笑いしながら、ご存知でない方はこの探偵に呆れながら読んでほしい。
これは五つ星の小説だ。

Posted by jizou at 2007年10月18日 19:25 | Comments (0) | TrackBack(0) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


コメントを投稿

 
当サイトは、Yahoo! Japanの【倹約・節約】および【レシピ】、All About Japanの【節約・やりくり】に登録されています。
・・・
当サイト内の文章、デザイン、画像の無断転載、複製はおやめください。
また各サービスなどの利用、入会等のアクションは個人の責任において行って下さい。
質問、広告掲載のお問い合わせなどはnomail1.gifまでお願いします。