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マドンナ

サウスバウンドの作者である奥田英朗さんの作品である、というだけで買ったマドンナ
表題をはじめとする5つの短編集はどれも40代サラリーマン男性の日常を描いている。
どちらかというと長編もののほうが好きなせいもあって(ショートショートは大好きだけどね。)読んでいてちょっと物足りない感はあったかな。
サウスバウンドのようにわくわくした気持ちを味わいたかったのだけれど、この短編集は「ふーん」と淡々と読みすすめて終わり、みたいな。
専業主婦の私には計り知れない世界、世のお父さんたちはこんな会社人生を送っているのかな?とぼんやり考えたりし・・・リアリティがあるようなないような・・・でもきっとうちの夫はこんなサラリーマン生活は送ってないと思う。そんなこともないかな。

世の男性諸氏が読まれれば共感を呼ぶのかな?
本の裏表紙には「上司の事、お父さんの事、夫の事を知りたいあなたにもぴったりの一冊です。」とあったのだけれど、あまり夫の事はわからなかった。(笑

話それて。
その裏表紙には「ユーモアとペーソスあふれる筆致で描く短編」という一文もあったのだが、恥ずかしながら「ペーソス」の意味がわからなかった私。ペーストならCtrl+vだけど。
辞書で調べたら「 pathos/物悲しさ。哀愁。」の意らしい。ひとつ賢くなった。

WEB文化はなるべく平易な言葉をつかって万人の理解を得ることをよしとする。善し悪しは別として、そういう文化が浸透してゆけば日本語の語彙ってすごく減るんだろうなーっていつも思うよ。
先の一文などは「ユーモアと物悲しさにあふれた書きぶりで描く短編」となるのかな。
辞書はいらないけれど、美しさもないね。

Posted by jizou at 2007年10月23日 15:00 | Comments (0) | TrackBack(0) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


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