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陰日向に咲く

劇団ひとりのデビュー作なる小説陰日向に咲く
なんと100万部を突破というすごい売れ方をしているヒット作だ。
図書館でも予約数も半端じゃなくて、これじゃ当分回ってこないなーと思って購入して読む事にした。同じく芸人さんが書いてベストセラーになったホームレス中学生はどうしても買う気になれなかったのだが、「陰日向に咲く」は映画化されるほどの評価高。
先に感想を述べると、買って正解。これは1,470円の価値は十二分にあり。

この小説を読んでまず、映画「クラッシュ」みたいだな、と思った。(アカデミー作品賞をとった映画。すんごいよい映画なので見た事のない方は是非どうぞ。)
「クラッシュ」は一つの衝突事故をキーとして、それに関わった人々それぞれが抱えるトラブルや葛藤を上手く連鎖させ交錯させて描いた作品。
一方、陰日向に咲くには5つの短編が収められているが、こちらもそ独立したそれぞれの話をうまく交錯させていっているのが印象的だ。
しかも最初から通して読んでいくと時間軸はあちこちにずれるのになぜか話が連鎖していくように感じる。どの短編もそれぞれに味があり、一人称で書かれる淡々とした文章は劇団ひとりの語り口調を思いおこさせるようだ。
しかも話がたるまない。短編のよさを存分にはっきした気持ちのいい文量。

面白いというより、ひたすら上手い。こんなに上手く小説を書けるなんて才能のある人なんだなぁ。
ミステリーでもなければ感動ものでもないんだけど、人にはすすめたい。
長編は苦手、という方にも読みやすいと思う。

Posted by jizou at 2008年2月 6日 10:35 | Comments (2) | TrackBack(0) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


コメント (2)

ayan:

陰日向に咲く、気になっていたのですがまだ読んでいません。
ジゾウさんの記事を読んだら、すごく読みたくなってきちゃった!

「クラッシュ」は私も観ました。(よい映画ですよね!)

ジゾウ:

---☆ayanさん---

私も最初は芸人さんが趣味で書いた本くらいに思ってたのですが、ホント、話が上手くてびっくりしました。
一人称の変え方とか、さすが「劇団ひとり」というだけはあります。(笑

「クラッシュ」は印象の強い映画ですよね。監督と俳優さんの実力が遺憾なく発揮できてるというのかなー。ホント、いい映画でしたね。^^

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