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おそろし

本屋で見かけて即買いした宮部みゆきのおそろし
実は宮部みゆきさんの作品で知っているのは一作だけ。それさえも最後まで読み切れず途中で挫折したという経験がある。
しかし、それでもこの本を読んでみたかったのは「三島屋変調百物語事始」というサブタイトルのせいかも知れない。
巷説百物語をこよなく愛する私としては江戸を舞台に広げられる世にも奇妙な話となれば食指が動かないはずもない。

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老舗旅籠の娘のおちかはある悲惨な事件をきっかけに自分の中に閉じこもってしまう。
そんなおちかを案じ、その身を引き受けるのはおちかの叔父、袋物屋「三島屋」の主人。
彼はおちかに「変わり百物語」の聞き手になるよう命じる。
やがておちかの元には悲しく恐ろしい因果を背負った話手がおとずれるようになる。
「変わり百物語」により話し手は因果をおろし、おちかは自分自身の呪縛の源を知る事となる。
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4つの独立した物語が最終話で融合され、5話をとおして一つの物語として筋がとおるという構成。
百物語となっているが怪談でもミステリーでもなく、最終的にはなんとなくファンタジックになってしまった。
第一話、第二話あたりは面白さに駆け抜けるように読んだのだが、最終話はなぜか急にドタバタと締められた感じがしてちょっと残念。まるでスティーブンキングの映画のようだった。もっと掘り下げて欲しいところが軽く流されてしまうのも悔しいっ。
個人的には最終話の結びはもっと悲しくて救いようのないものでもよかったんじゃないかと思うんだけどね。

ついでに言うと、最終話は冷たい校舎の時は止まると似た発想だな〜と、それがやたら気になってしまった。。。

Posted by jizou at 2008年9月 3日 11:15 | Comments (2) | TrackBack(0) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


コメント (2)

ジゾウさん、こんにちは。^^

>巷説百物語をこよなく愛する私としては

はい!はい!私も~(笑)
ということで、実は私も読んでみました。
こういう形のストーリーって、私にとっては新鮮で結構どんどん
読み進めたんですけど、やっぱり最後はばたばたばたーって
追い込まれたような気持ちになり、ちょっと残念でした。

確かに最終話は冷たい校舎~,と似た発想でしたね。^^;
何かに似てるんだけど・・と思ってたので、すっきりしました。

ジゾウ:

---☆kanamiさん---

遅レスでごめんねー。
さすが本好きkanamiさん、おそろしも読まれたのですね。
最初は面白いんですけどね。。
京極堂の緻密なストーリー構成の面白さとはちょっと違いましたね。
でも人気作家さんなのでこれを機会に私もいろいろ読んでみようと思いました。

>何かに似てるんだけど・・と思ってたので、すっきりしました。

似てますよね!
どこが、というのではないのですが発想が似てる気がします。
同意してくれる人がいてヨカッタ。。^^

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