マンション購入奮闘記(6)
マンションの購入なんて人生で一番大きな買い物だ。大きすぎて決断するには非常な体力がいる。
けれど、ここでふんばらなければ一生家なんて買えやしないのだ。
不動産販売会社のH氏は電話口で高らかに「買います」と宣言した私に向かってひどくそっけなく「ありがとうございます」と言ったあと、今後のスケジュールを伝え始めた。
・2日後に仮契約会、同時に銀行への融資の仮審査
・仮契約会から1週間後に本契約会
・本契約会までに契約金(物件価格の10%)を銀行に振り込むこと
・本契約会から1週間後にオプション説明会
・オプション説明会から1週間後にオプション契約会
なんで全部「会」がつくのかなぁ?そんなことに気をとられてまじめに聞いてない私。
いっぱいいわれても覚えられないので次になにをすればいいのか、何をもってゆけばいいのか、だけ確認した。
次は仮契約なので印鑑さえあればよいとのこと。簡単である。
仕事から帰宅した夫がおそるおそる「マンションどうなった?」と聞いてきた。
「買ったさ。」こともなげに答えてみせると
「!!スゲー!ママ、すごいね、オレは絶対に決められないよ。よく決断したなぁ~。」とひとしきり感心していた。
夫よ・・。
私が決断しようが、隣のオバサンが決断しようが、払うのはアンタなんだよ!
夫は自分のローンだということを本当に理解しているのだろうか・・。
それから2日後、またもや一家そろって新浦安くんだりまで仮契約会に出かけた。H氏は1週間後でもいいといっていたが、もう決めたからには最短のスケジュールですべてをこなしてしましたい。
仮契約会会場では何組もの家族が商談席にすわって手続きを行っていた。
むぅ・・・これがすべて同じマンションのご近所さんになるのかと思うと「もうちょっといい服で来ればよかった」なんてどうでもよいようなことが気になり始める。
すれ違う人に無闇に愛想よく会釈をする私・・・さすが主婦である。
重要事項説明を聞き、H氏にいわれるままに仮契約の手続きを行いいくつか印鑑を押す。拠出金として20,000円を預け、本契約の際に必要な膨大な量の契約書類を受け取る。
ナニコレ。コンナニアルノ?
すでにうんざりしている夫にH氏は「ご自宅で記入しておいていただければ本契約は30分くらいで終了しますから。」と説明してくれた。ちなみに契約会場で不動産販売会社や銀行のスタッフに指示をうけながら一から記入すると全行程2時間くらいになるらしい。
マンション購入って本当に面倒くさいのねん。まぁ駄菓子やでうまい棒買うのとはわけが違うからねぇ。
最後に私の人生では見たこともないような額が印字された振込用紙を渡された。
契約金である。一週間後の本契約会までに振込んで振込用紙を持ってきてほしいとのことだった。
うちはインターネットバンキングなので必要ないモノだけれど、なんだか急に「大きい買い物をするんだ」という実感がわいてきた。念のためこの契約金が返金されるケースと放棄しなければならないケースを聞いておいた。
(この後におよんでこういうのが気になるのよねぇ。)
【返金されるケース】
・銀行融資の仮審査がおりない場合(この場合は契約ができない)
・自己都合以外の理由で本審査がおりず融資が行われない場合(病気・死亡・リストラ)
・海外転勤になった場合
以上の場合は契約は白紙撤回、契約金は返還されるということだった。
【放棄しなければならないケース】
・自己都合による融資条件の変更にともなって融資の本審査がおりない場合(退職・転職など)
・住宅金融公庫/提携住宅ローン以外のローンを自分で契約した場合(この場合は自己資金扱い。最終的にローンが通らず自分で資金が都合できなければ契約金は放棄)
H氏の声は神の声とばかりにハイハイと聞いていると、いままで黙っていた夫が突然予想外の発言をした。
「え?転職したら融資っておりないんですか?どうするかなぁ・・・。」
「はい!?」声をそろえて驚くH氏と妻。
(次回へつづく)
Posted by jizou at 2005年04月06日 09:13
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