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ソウ/SAW

saw.jpgかねてより見たかったソウ/SAWをやっとのことで借りることができた。

私は特にジャンルを定めずどんな映画でも見るのだが、中でもミステリーやサスペンスは大好物。
どっぷりと映画の世界に浸るのもよいが、映画の一つ一つのシーンを検証しながら謎解きをするサスペンスは極上の娯楽といっていい。

世の中のサスペンス映画には最後になって視聴者には明かされていなかった秘密の事実が開示されて話を終わらせるという卑怯きわまりないものもある。
そんな映画では視聴者はどんなに推理を重ねようとも決して事件の犯人を見つけることはできない。
土壇場になって「実は被害者には双子の兄がいて・・」などわけのわからない事実が出てきたらこちらはもうお手上げだ。それならそうと先に言ってくれよ~、と監督に殺意さえ覚えてしまうこともある。
ところがこのソウ/SAWはそんな三流のサスペンスではない。視聴者がどこまで映画監督の腕を見越せるかという頭脳勝負ができる非常によくできたサスペンスなのだ。
視聴者はあるところまでは確実にストーリーの展開を読むことができる。
私も映画の前半で犯人らしき人間の目星をつけることができた。
でも、私にはそれが限界だった。この監督の考えたストーリーを完全に見切ることはできなかった。

エンディングを迎えた瞬間に
「チキショーそうだよ、あのシーンで伏線張ってあったじゃんっ!」なんて額に手をあててため息が出た。
私の推理は2歩及ばず。そして及ばなかった2歩の謎解きがされるとき、やっと映画の全体像がつかめてそれがスコンと完璧な絵になる。
すべてのシーンがそれぞれのシーンを補完しあっているのに気がついた瞬間こそがサスペンス映画の真骨頂だ。

監督は1977年生まれというジェームズ・ワン氏。こういう人を天才っていうんだろうね。わずか18日でこの映画を撮り終わったというのだからその才能たるや・・・。
その昔CUBEを見たときにも思ったけれど、若い監督の作品はどこかシャープでスピード感がある。
この映画にこめられたメッセージとかそういうものはぜんぜん感じなかったのだけれど、とにかくサスペンス映画としては傑作といっていいと思った。
掛け値なしにこの映画は面白い。

推理力に自信のある方は、是非ご覧ください。
あなたの頭脳ならこのストーリーをすべて見切ることができるかもしれませんよ。

Posted by jizou at 2006年06月12日 07:50 | Comments (5) | 節約ランキング | このエントリーを含むはてなブックマーク


 
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